本:書籍、マンガをめぐって

2022年6月14日 (火)

本233:「近代別荘建築」

湯治宿の部屋で見かけてちょっと良さげな本だった。

20220614_img_9019

帰ってから、ブックオフの取り寄せで注文して、今日受取ってきた。

20220614_img_9020

巻末の一覧で見ると、酔仙も行ったことのあるところは10軒ほど。けっこう近辺にも良い物件が多いので、この本を読みながらぼちぼち出かけたいものだ。

それにしても、熱海の陽和洞はまだ非公開のままである。国民的な近代遺産なのだから、M菱グループさんもいつまでも握りこまずに、早く一般公開して欲しいものだ。

 

| | コメント (0)

本232:朝鮮文化関係の本棚をガラっと片づけて

先に、季刊誌「日本のなかの朝鮮文化」全50冊を西宮のFさんにお送りしたが、今回はそのつながりで神戸のHさんに、朝鮮文化関係の中古書をまとめて引き取っていただけることになった。「むくげの会」の活動の一環として古書市を開いていて、留学生支援などの資金に充てられると。酔仙の中古書も死蔵、処分されることなく、若い人の為に活かされるので、まことにありがたい。

ちょうど段ボール箱一箱、20kgにぴったり収まった。

20220614_img_9013

本棚の一段分がガラガラに空いてちょっと寂しいが、どこかで次の世代に引き継がれるだろう。

 

| | コメント (2)

2022年5月23日 (月)

本231:季刊誌「日本のなかの朝鮮文化」全50巻

酔仙の本棚の中で眠っていた、季刊誌「日本のなかの朝鮮文化」。鄭貴文氏により、1969年~1981年に季刊誌として発刊され、第50巻で終刊した。金達寿氏の著作「日本の中の朝鮮文化」12巻に先行する貴重な資料で、日本文化が実はその多くを朝鮮文化や渡来人に負っていることを初めて正面から取り上げたもの。酔仙も50余年前に故上田正昭先生の講義で興味を持って、鄭貴文氏の自宅(現在の高麗博物館)まで購読を申し込みに行ったのを思い出す。途中からの購読だったので、1,2,3,5巻が欠けていたが、たまたま若宮のおん祭りで知り合った方からお借りしてコピーで埋めることができたのも不思議な縁である。

(↓クリックして拡大)

20220520_img_8615

死蔵されて資源ゴミになるよりは、だれか同好の方に引き取ってもらいたいものと思っていた。たまたまブログつながりで、知り合ったFさんと話しが合って、一昨日無事にお届けすることが出来た。また、朝鮮文化を勉強しているグループも紹介していただいたので、まだ本棚に残っている関連の本を活かすことも出来そうだ。人も本も物も、縁は不思議なものである。

 

| | コメント (8)

2022年5月 7日 (土)

本230:「詩歌川百景(2)」をKindle版で

吉田秋生の「海街diary」9巻完結後に、続編として始まった「詩歌川百景」は、その後の河鹿沢温泉に暮らす人々の群像を描く。第1巻(紙)を読んでしばらくそのままだったが、2月に第2巻が発売されていたのに気がついた。アマゾンでKindle版(電子書籍)¥605、紙版¥650。ちょっと迷ったが、今回はKndle版で購入。

20220507__img_8565

ワンクリックで直ぐに読み始めたので、昨晩は午前2時(~_~;)までかかって読み終わった。他にも、書棚を塞がないなどのメリットが多い。これから加齢とともに視力が落ちれば、画面を拡大して読むのも楽だろう。

電子書籍の先駆者である青空文庫も利用価値が高い。著者没後50年の著作権切れの有名作品をボランティアが電子化している。今日の新聞の書評欄で、「古寺巡礼」「死者の書」が取り上げられていたので、試しに検索したらすぐ見つかった。読めるかどうかは別問題だが。こういうデータの累積が文化の厚みになるのだろう。さて、5年10年後に日本の、世界の本の文化が、本屋さんの世界がどう変容していくのか?

(↓クリックして拡大)

20220507___

 

| | コメント (2)

2022年4月24日 (日)

本229:海皇紀/かいおうき(川原正敏)45巻を読了

川原正敏の海皇紀(かいおうき)、最初はスキマでの1巻~3巻無料試し読み。面白そうなのでついつい釣られて、最終の45巻まで読了してしまった。各巻200ページ以上はあるので、さすがに一気読みは出来ない。アマゾンのKindle版を数巻づつ購入しながら読み進めた。海の一族の海洋冒険と陸の国々の三国志的展開とが絡んで、先へ々々と引っ張られる。広島商船高専出身の作者による、帆船の操帆場面なども面白い。

20220423_

さて読み終わってみると、これからの出版業界と電子書籍とがどうなるか、改めて考えさせられる。

・紙の新刊だと45巻@¥700として、31,500円

・紙の中古本なら揃いで 12,650円

・Kindle版で有料分42巻@¥462で、19,404円

電子書籍なら本棚を塞がず、いつでも読めるが、友人に貸したり、読まなくなったので転売したりということはできない。酔仙的には、パソコンやスマホからいつでも読んだページ分だけ料金を払うという、昔の貸本屋的なビジネスモデルもありそうに思うのだが。とはいえ、電子書籍が普及すれば、印刷-製本業界と取次-書店流通業界とは没落するだろうなあ。

 

| | コメント (0)

2022年3月 3日 (木)

本228:鼻紙写楽(一ノ関圭)

「夢の江戸歌舞伎」と合わせて取り寄せた「鼻紙写楽」を読む。勝十郎・卯之吉・仲蔵の三部に初鰹を付けて430頁ほどの分厚さだが、一気に読めた。

20220303_img_7907

帯に、四半世紀ぶりの新刊!とあるが、2002年からのビッグコミック掲載をまとめて、2015年3月の初版。画力は衰えていない。内容的には、歌舞伎や浮世絵の予備知識が少しあれば、おやここは先代萩の場面か、などと面白味が増す。

(↓クリックして拡大)

20220303_img_7908

それにしても、杉浦日向子も江戸の町を見てきたように描き上げるすごい才能だったのだが、早世されたのは惜しい事だった。

 

| | コメント (3)

2022年3月 1日 (火)

本227:絵本 夢の江戸歌舞伎(服部幸雄・一ノ関圭)

今日は弥生朔日、春はもうすぐ。

ブックオフのサイトで一ノ関圭の「夢の江戸歌舞伎」というのを見かけたので、店頭渡しで取り寄せの何冊かに加えておいた。昔、その画力に感心して読んでいたものだ。楠勝平は早世したが、こちらは元気に活動しているようだ。

20220301_img_7889

歌舞伎舞台から舞台裏、江戸の観客と、ぎっしりと書きこまれた群衆や舞台から、江戸の息吹が立ちあがる。

こちらは野崎村のシーン。(↓クリックして拡大)

20220301_img_7892

たまたま、日本すきま漫遊記のブログを読んでいたら、この絵本と合致した、金丸座・旧金毘羅大芝居のリアルな記事が掲載されていたので、偶然の一致ながら驚いた。歌舞伎に興味のある方はご一読を。

20220301__

| | コメント (2)

2022年2月22日 (火)

本226:秘密の花園(2)

萩尾望都の「秘密の花園(2)」が昨年11月に出ていた。クマザワ書店で取り寄せて今日読了。

20220222_kimg0306

Amazonなら、紙の本¥750か、または電子書籍Kindle版で¥715。ちょっと迷ったが、前篇を紙で買っていたので、後編も紙にした。

しかし考えてみたら、何か変な値付けである。電子書籍なら、印刷、製本、流通経費も返本も一切かからないのだから、紙の本の半額でも成り立つはずだ。読者側にとっても、本棚に溢れることもなくいつどこででも読める。一方、そんな商業主義に従えば、印刷・製本業界、書店、流通業界はすべて淘汰されてしまう。過渡的な妥協がこんな値付けなのかな?

とはいえ、カメラの世界では、99%がデジカメに移行し、フィルムカメラは金のかかる高尚な趣味として残りそうだ。本の世界も遅かれ早かれそうなるのかもしれない。

 

| | コメント (2)

2021年11月 9日 (火)

本225:高丘親王航海記(近藤ようこ/原作:澁澤龍彦)

高丘親王航海記の第4巻(最終巻)が発行された。今日の雨の中、羽生イオンモールに出かけたついでに未来屋書店を覗いたら、ちょうど棚に並んでいた。さっそく買って持ち帰る。

20211109_img_7101

最期はやはり虎に我が身を食わせて渡天竺を図る。弟子たちが残った骨を拾うシーンが淡々と描かれる。そういえば来年は寅年、寅の小印彫りもがんばらねば。

電子書籍もあるので、そちらのほうが場所を塞がず便利なのだが、途中まで紙の本で買ってしまったので、最後の4巻目まで揃えた。

澁澤龍彦は1987年に59歳で没。ググると、北鎌倉の自邸は庭、建物や室内の調度なども独特の趣きがある。家族の方が住んでおられるので非公開だが、一度くらいは見学したいものだ。

 

| | コメント (0)

2021年10月20日 (水)

本224:ゴールデンカムイ(野田サトル)を27巻まで読了

電子マンガのスキマで、ゴールデンカムイの27巻までを読了した。明治の北海道から樺太にまたがっての、冒険とサバイバルの綺譚。奇想の大展開と、間を埋めるアイヌの狩猟生活の緻密な描写。とはいえ、週刊ヤングジャンプでの2014年の連載開始以来7周年目、話はまだまだ進行中。今回は、鶴見中尉が明かす過去の伏線の壮大なつながり。続編に目が離せない。

20211019_

一巻が564コインとちょっと高めだが、一巻で10話/約200頁と読みでがある。1~10巻までは無料サービス、1円で1.2コインの割引購入サービスもあるので、((27-10)話x564コイン÷1.2円)÷27話=実質295.9円/話だから、まあお値打ちだと思う。

電子書籍もだいぶん普及してきたが、マンガなら場所を取らずに読めて(見て)ありがたいものの、文章を読んで頭に理解しようとする作品ではツルツルと上滑りしてしまう感じがする。

 

| | コメント (2)

より以前の記事一覧