印:はんこ彫り、篆刻

2020年6月24日 (水)

印241:希夷斎氏刻「健志」印二顆

今月上旬に次男家に孫息子が産まれた。3年前の長男家の孫娘に続いて二人目で、ありがたいことである。前回の時と同様篆刻工房希夷斎氏に名の印「健志」(けんじ)を朱文と白文で二顆お願いしたのが、早々と出来上がって手元に届いた。おまけには、疫除けのアマビエのシールも同封あり。

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印匣は酔仙自作。側款はめでたい金文字で。

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白文は甲骨文、朱文は金石文。各5分(15ミリ)角。字画の線の切れ味は、やはりプロと素人の差は歴然。とはいえ、酔仙もこれから彫りに取りかかろう。コロナ自粛でまだ孫の顔もネット経由だけだが、宮参りまでには何とか届けがてら顔を見に出かけたい。

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2020年6月20日 (土)

印240:来年の印を彫ると鬼が笑うか

今年もまだ(もう?)半年弱。少し早いが来年の干支の丑、牛の小印を彫り始めた。鬼が笑うかな。

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「丑」4顆、「牛」3顆。各ほぼ10ミリ角、一部は10×9ミリ。

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「丑」は、爪を立てて物を強くつかむ手の形。「牛」は、牛を正面から見た形。

 

 

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2020年6月17日 (水)

印239:四神印。4顆彫り上げる

昨年12月のブログで、大印用に買った印材が不良品だったため、割って磨いてやっと4個の自然石形印材にリサイクルしたことを記事にした。さて何を彫ったものかと思案していたが、4顆セットを生かして、東西南北の四神印を彫ることにした。

錐形で手持ち部分の小さい自然石形印材は、そのままでは印床に挟みづらいので、百均の「木かるねんど」で周りを巻いて、乾かしてから固定すると扱いやすい。印稿から、鏡を見ながら印面に布字していく。

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ほぼ彫りあがったら、外側をぽっかり割って印を取り出し、仕上げの補刀をして側款を入れる、という手順。

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予め下拵えを済ませておく。一昨日は一杯飲みながら一顆、昨日は休肝日で他にすることもないので印刀も進んで三顆。二晩で4顆が仕上がった。

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四神」は4つの色、4つの方角、4つの季節、などを象徴する中国の霊獣。

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・玄武:黒/北/冬。28X20ミリ

・青龍:青/東/春。38X16ミリ

・白虎:白/西/秋。30X16ミリ

・朱雀:赤/南/夏。25X19ミリ

 

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2020年6月12日 (金)

印238:印箋

出来上がった篆刻の印を捺す紙を印箋(いんせん)という。いつも、試し刷りと保存のために使うのは三圭社の「楽篆クッキリ印せん」である。手元分を使い切ったので、ジョイフル本田の文具・篆刻コーナーで捜しても、ネット通販で捜しても見つからない。コロナ蟄居中で都内にも買いに出られないので、三圭社にEメールしてみたら、さっそく送ってもらえた。ありがとうございます。6冊、税送料込みで2,320円を買い置きしたので、何年間かは十分間に合う。

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酔仙手製の印箋は、四角い厚紙の縁に朱墨をちょいちょいと付けて、半紙にペタッと押しただけの間に合わせもの。まあこれでももっともらしくは見えるか。その内、きれいな自家製印箋を調製したいものだが、いつになるやら。

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2020年6月 9日 (火)

印237:一器浄食(いっきじょうじき)印

ウォーキング途中には小さな墓地をいくつも見かける。酔仙家は一応は浄土真宗なので、墓地に卒塔婆を置くことは無い。ここの近辺はけっこう色々な宗派が混ざっているので、卒塔婆に書かれた面白そうな字句を見かけると、帰ってからネットでググってみる。「一器浄食」「乃至曠野」か。

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曹洞宗のネットサイトで見つかった。施餓鬼の時などに誦する「甘露門」というお経の一節だと。

(↓クリックして拡大)

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以前に yone さんから、「器」の字形が面白い、というコメントもあったので、「一器浄食」で一つ印を彫ってみた。

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「器」は、犬の生贄の周りに祈祷のための容器を並べた形。正しい字は「大」ではなく「犬」。文部省当用漢字は誤り。

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金石文風の書体で、気持ち横長にしてみた。25×24ミリ。

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2020年6月 1日 (月)

印236:留一歩与人行印

コロナ蟄居の夜なべ仕事にまた一顆彫ってみた。「菜根譚」13.径路窄処 留一歩与人行~(狭い小みちでは、一歩ゆずって、人を行かせてやる。)から。

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6文字の配置なので、25ミリ角の印材を削って、20×25ミリに仕上げた。まあ、85点ぐらいの出来か。

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北九州市と東京都のコロナ第2波はどうなるかなあ。

 

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2020年5月30日 (土)

印235:君子不器印

ちょっと調子が出たので、夜なべ仕事にもう一顆、「君子不器」印を彫ってしまった。論語の為政第二編から。器物はある用途にのみ有効であるが、君子はそうした一能一芸にのみすぐれるのではなく、広く何事にも通用する才能をもつということ。夭折の俳人 芝不器男は、ここからの命名だったのか。

まあ、一種のエリート才能論であり、組織の上に立つ者に必要なのは、下位の者を働かせる能力であると。間違いではないのだが。でも、「一隅を照らす」とか「一芸に秀でる」という人間が99%いないと組織が成り立たないのも現実。器でない人間が上に立つのが、現今の最悪の状況か。ところで酔仙は、一隅も全体も照らしてこなかったのかなあ。(-_-;)

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20×20ミリ角。太枠に細字の古鉥風に作ってみた。この方が酔仙の器には適しているかも。

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2020年5月29日 (金)

印234:周而不比ではなく、比而不周の印を彫る

論語の為政第二から印を一顆彫ってみた。子曰。君子周而不比。小人比而不周。

孔子様がおっしゃるよう、「君子は公平こうへい無私むしだから、まんべんなく善人に親しむが、しょうじんは、人のぜんぜんによらず、利害感情によってへんな好ききらいをする。」(穂積重遠しげとお『新訳論語』)

周・比 … 「周」は理性的に広く公平に交際すること。「比」は利害関係でもって感情的に私的な交際をすること。『集注』には「周は普徧なり、比は偏党なり。皆、人と親厚するの意。但だ周は公にして比は私なるのみ」とある。『集解』には「忠信を周と為し、阿党を比と為す」とある。「阿党」とは他人の機嫌をとって仲間になること。

「偏党 」「阿党」まさにAB党と、ぴったしである(笑)。なので、今回は君子周而不比ではなく、小人比而不周の印を彫ってAB亡国首相へ献呈とするか。

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12×40ミリ。撃辺は加えず、細身の字画に仕上げてみた。

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5/29 追記

この印を「AB首相のファンからです」と言って、官邸に郵送したらどうなるかな?今の政権の知的レベルでは、気がつかずに受け取ってしまうかな。中西進大兄あたりならすぐ気づいて、ゴミ箱行きか。それとも名誉棄損罪で起訴か。それとも、赤の広場で"エリツィンは馬鹿だ"と叫んだ酔っ払いと同じように、「国家機密漏洩罪」か。(笑)

 

5/29 二伸

「周而不比」の印をご希望の方があれば、ご連絡ください。(-_-;)

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2020年5月27日 (水)

印233:ちょっと早いが、「辛丑」印を

ちょっと早いけれど、来年2021年の干支、「辛丑(かのと うし)」の豆印を彫ってみた。

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各10×10ミリ。右辺と下辺を太くして立体感を狙ってみた。

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干支は、十干=甲乙丙丁戊己庚辛壬癸 と、十二支=子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥 とを順に組み合わせるので、辛丑を一つの印で彫ってしまうと、次に再利用できるのは61年後の2081年となってしまう。一字一顆づつの印に分ければ、その間の59年間に、辛は5回、丑は4回使える。前後61年間を合わせて、11回使えるから、たいへんお得になる。(^^♪

 

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2020年5月25日 (月)

印232:「禄在其中」印を彫る。就活のお守りになるか

模刻や仿刻で、少し手先が慣れてきたので、自分でデザインして一つ彫ってみた。印稿やダメ出しはすっ飛ばしてだから、半日足らずで出来上がり。

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20×20ミリ、太枠に細い字画の古鉥・金石文風で。まず悪くはないなと自画自賛。

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出典は、論語の為政篇第二の18から。「子張学干禄、子曰、多聞闕疑、慎言其余、則寡尤、多見闕殆、慎行其余、則寡悔、言寡尤行寡悔、禄在其中矣。」と。弟子の子張が就活の心得を孔子に尋ねて孔子が答えた。その解釈をググってみると、二通りに別れるようだ。

1)就活情報などに惑わされず、しっかり学問をすれば、就職先はおのずと開ける。

2)就活情報をよく吟味して的確に選択すれば、就職先はおのずと開ける。

う~ん、今の時代なら後者の方だろうかなあ。(~_~;) いずれにしても、就活中の家族、友人、知人がいれば、この印をお守りに売り込んでみようかな。

 

 

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