遊378:越谷市の花田苑
昨日は越谷市に出かけるついでがあって、街中をひとりでぶらっと歩いていたら、「花田第六公園」という標識を見かけた。普通の公園かと思って立ち寄ったら、これが「花田苑」というとっても立派な日本庭園だったのでびっくり。
(以下、↓クリックして拡大)
入園料は100円。きれいな長屋門の入り口を入ってすぐに鴨が泳いでいる池。廻りこむと、池泉回遊式の優雅な日本庭園が一望に広がる。
池、中の島、築山、太鼓橋、八つ橋、竹林、藤棚、琴柱灯篭まで(笑)総て備わっているが、煩わしくはなくきれいにまとめられている。
百万石の兼六園とはいかないが、十万石の大名庭園ほどの見ごたえがある。客はほとんど見当たらなくて、松の手入れをしている庭師さんの姿を見かけるぐらい。奥に能楽堂があって、このまっすぐの軒の線も、庭園によく映えている。埼玉県内で唯一の屋外能楽堂、とのことだが、残念ながら休館中で中は見学できなかった。
昔からの由来のある庭園かと聞いたら、田畑だった所にまったく新しく造園したのだと。平成3年(1991年)の開園だからバブル景気の最末期かと納得。今ならとてもこんなものは造れない。観光地としてあまり宣伝されていないようだから、これは穴場でお勧め。春秋の花の季節もよさそうだ。
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コメント
越谷辺りは歩き回った事が無いように思います。
国指定重文行事もなかったし。
機会があれば、旧宿場町を歩いてみたいですね。
投稿: yonex | 2022年1月19日 (水) 07時57分
宿場町というのは、今では表通りを歩いただけではシャッター商店街を眺めるだけという所が多いです。
幸手市では、宿場町ガイドが活動していて、酔仙の知り合いも参加しています。表からは判りにくい寺社や旧跡なども詳しく案内してもらえるので、機会があればご利用ください。
投稿: 埼玉の酔仙 | 2022年1月19日 (水) 10時20分