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2019年11月18日 (月)

遊351:帰省二日目、唐川の赤後寺(しゃくごじ)に参拝

帰省二日目の16日。従兄が介護施設に入所中なので、午前中に従姉などと3人でお見舞いに行く。その後、廻鮮寿司「海座」で昼食をご馳走になり、別れてから一人で赤後寺(しゃくごじ)へ向かう。ここも地元の同級生のブログで知った寺である。

長浜市も先の合併でやたら広くなったが、ここは車で30分ほど、旧の高月町唐川という村である。着いてみると、静かなたたずまいの村の背後が小山で、その山裾に石垣を構えた、立派な古刹がある。

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入口には鳥居。石段の上の境内には、赤後寺の本堂と日吉神社とが仲良く同居。

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それとは別に、一段下には、二回り大きな本堂の浄土真宗の長照寺があり、報恩講の読経が聞こえてくる。

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赤後寺は、この浄土真宗の長照寺とはまた別に、村の内で11班の当番を組んで、毎朝に炊いたご飯をお仏供さん(おぶくさん)に供え、参拝の人々の応接をしているのだという。神仏習合、天台と真宗の棲み分け、三重構造を目の当たりに見られる光景である。

ここに古代信仰の磐座があれば、完璧な四重構造だが、本堂左側の岩壁はコンクリート吹付の擁壁なだけだと。残念。

ちょうど観音の里巡りのツアーの団体さんが参拝を終って帰りかけたところだったので、その後続けて、酔仙一人で説明を聴かせていただいた。普段は本堂は閉められていて、ケータイでその日の当番のお家を呼び出して、お堂を開けていただけるのだと。ご本尊二体は、撮影は禁止だが、内陣で荘厳なお厨子を開けて、眼近く参拝させていただいた。

どちらも、腕、光背を失っているが、お顔や本体は良好な保存状態。向かって左側、千手観音は、平安初期のずんぐりまっすぐスタイル。右側、聖観音は、平安中期のちょっと腰をひねった形。渡岸寺の国宝十一面観音ともちょっと似通っている。

(↓写真はネットから引用)

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思っていたよりも立派な伽藍とご本尊に接することができ、村の人々とのかかわりも垣間見られて、興味深い参拝だった。また、湖岸道路沿いに引き返す。ちょっと時間もあったので、尾上港で、右正面に竹生島、人影のない漁港風景などを撮る。

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一泊二日、忙しい帰省の予定をすべて消化して、無事に帰宅。次回はどこを巡ろうかな。

 

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コメント

滋賀におかえりなさい。
湖北にはまだまだ見どころが埋もれている
と思います。
アンクルの町近江八幡も、たねや、クラブ
ハリエだけじゃなくて見どころはいっぱい
あるのに!!
と思うこのごろです・・・

投稿: アンクル | 2019年11月19日 (火) 00時09分

近江は、古代から渡来人の開拓などで開けて
きた地なので、社寺巡りには事欠きません。
若いころにはあまり興味が無かったのですが
離れてからせっせと通ってます。

関東の人に尋ねると、滋賀?ああ、びわ湖が
1/2ですね、と言われます。いや、びわ湖が
1/6で、長浜市が1/6で、あわせて1/3です、と
説明しています。(笑)

投稿: 埼玉の酔仙 | 2019年11月19日 (火) 08時35分

厄を転じて利となす「転利(コロリ)観音」
として親しまれ、3回参拝すれば病気に苦しむ
こともなく、極楽往生できるとも言われて
いる、とあります。
あと2回は行かんとあきませんな。

神仏混交ここに極まれり、ってとこですかね。

投稿: yonex | 2019年11月19日 (火) 16時48分

あと2回通って、コロリと逝きたいものです。
なのであまり急がずに、ゆっくり参ります。

神仏習合は元々日本人の原型みたいなものです。
長州の田舎政権が廃仏毀釈などとアホな政策を
やったおかげで、被った損失は未だに膨大な
ものです。

背後の山を探せば、古代磐座信仰の跡などが
発見されるかも?

投稿: 埼玉の酔仙 | 2019年11月19日 (火) 17時55分

埼玉の酔仙様

お疲れ様でした。天気も体調も良かったようで
万々歳でしたね。
ところで琵琶湖周航歌の歌碑は今津港にあり
ます。また港の近くに小さな建物ですが、
「琵琶湖周航の歌記念館」が出来ています。
最近、豊公園にも歌碑の記念碑が出来てい
ますが、あまり・・・。
    一平

投稿: 水無月一平 | 2019年11月19日 (火) 21時29分

県内各地、歌詞にゆかりの場所などに、歌碑が
建てられているようです。さすがに、10代20代
の若い人たちは、もう知らないかも。

豊公園も、半世紀前の記憶からはすっかり
変わってしまいました。懐かしい湖畔の風景も
もう記憶の中で薄れかけています。

投稿: 埼玉の酔仙 | 2019年11月19日 (火) 22時29分

湖畔の写真、心にグッと来ます。
日本の風景、心象風景。。。
右下のキラッと光る照り返し <= 正確にはなんと??
水面の分量も良いんでしょうね。

投稿: ぷうぷう | 2019年11月23日 (土) 10時37分

湖というのは、海とは違った水面の表情を
見せます。びわ湖ほどの広さになると
池や沼とも違って、変化に富んでいます。
子供の頃から親しんで育ったびわ湖ですが
この歳になって帰省の時に見て撮って廻るのも
楽しみの一つです。

シロウトのデジカメでも、それなりに撮れる
のがいいですね。海外旅行の合間には近江の
風景もよろしく。

投稿: 埼玉の酔仙 | 2019年11月24日 (日) 00時33分

見事な仏像ですね。
今月は、湖南三山、叡山を巡りました。地元のジビエもいただきました。
湖東も訪ねて、周辺の城、桜巡りも一巡しましたので、今度は湖北の仏像巡りを計画したいです。
クラブハリエも外せないですが、次は鮎狙いで。

投稿: k2 | 2019年11月28日 (木) 11時53分

湖南、湖東を巡っていただき、ありがとう
ございます。

酔仙地元の湖北は、やはり観音の里巡りが
一番かと思います。渡岸寺の国宝十一面観音が
ピカイチですが、それ以外にも見事な観音様が
たくさんおられます。村の人に守られて里山の
麓や田畑の中ににひっそりと静まっている
お堂を訪ねると自分の心も静まります。

天台/真宗/神社/磐座と、目配りしながら
歩けば、重層する歴史を一層深く感じ取れます。

投稿: 埼玉の酔仙 | 2019年11月28日 (木) 13時09分

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