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2014年9月23日 (火)

巡028:27番神峯寺

9月11日(木)。金剛頂寺の宿坊のおばさんから、最近に道もお堂も修復したからぜひと、強く勧められたので、行当岬への遍路道をたどり、不動堂に立ち寄る。このあたり、山の上は緩い畑や人家が広がり、彼岸花も咲いている。

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そこから急な山道を下るとすぐ海岸の国道に出る。高さ40米の不動岩を背に、小さなお堂だが岩に自生する草花と海の眺めが良い。

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吉良川町の旧道沿いに歩いていくと、漆喰壁、ナマコ壁に水切瓦を重ねた蔵造りの家が目立つ。「重要伝統的建造物群保存地区」の看板が。

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国道を離れて、標高110米ほどの中山峠越えの道。峠でコンビニ弁当の昼食。

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国道に戻って、加領郷の道脇で美味しい水をいただいたが、ここも大師御霊蹟で、海側に大きな石碑と小堂とがあった。

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奈半利の町に入って、休憩所で一休み。歩いていると、こういう休憩所やお接待が、素直にありがたい。

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奈半利は大きな町で、周辺の木材の集散地でもあるようだ。奈半利駅でまた一休み。ここからまた鉄道が始まる。

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奈半利川を渡り、「美丈夫」の蔵元の店頭で(酒ではなく)お水をいただき、安田川を渡ると、田んぼの中に安田町津波避難タワー2号が。

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すぐに、今日の宿旅館浜吉屋。オジサンひとりの民宿である。既に4時20分、27番へは明日往復することに。

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9月12日(金)。朝のうちに、27番神峯寺(こうのみねじ)へ往復。同宿の他の二人は早発ち、酔仙は6時50分に発つ。重い荷を宿に預けたので登り道も楽だ。途中から遍路道の山道へ。マムシ注意の立札も (>_<)。

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ところどころ車道と交差しながら、寺まで約1時間半。途中になんだかよくわからない石標(?)がいくつか。高知大学教授舩木直人作平成11年奉、とある。

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山門をくぐると、石段の多い境内はきれいに整備されていて気持ちがいい。土佐の名水40選指定の神峯の水も、ふんだんに流れていておいしい。

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寺の奥に、神峯神社へ400米の標識があるので、足を伸ばして参拝。寺の境内とは打って変わって、参拝の人影はなく、直登する石段も大枝や落ち葉で塞がっているので、車道沿いに急坂を登る。本殿も立派な建物であるが、いかにも寂れて荒れた感じの境内である。寺は1200年、神社は2600年なので、こちらのほうが古いのだが、軒を貸して母屋を取られた、というところか。

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寺からの戻りは、マムシ注意、が気になったので、車道沿いに下る。後半、珍しく若い女性の一人旅と同行したので、宿の手前まで、なにやかやお話しながら楽しく歩く。

10時半に宿に戻る。「畑に出て留守したら、玄関は開けてあるから」というとおりだった。街の世知辛い戸締りはここにはなさそうだ。

また海岸と国道沿いの道、安芸市にはいる。浜千鳥公園の手前でこんなお店。せっかくの岩壁を人工化し過ぎではないかと思うのだが。

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おっと、路傍の家にこんな看板が。人の営みにトラブルは避けがたいようだ。

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道の駅大山で、小さな港を見下ろしながら、シラス丼うどんセットの昼食。

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伊尾木川、安芸川を渡って安芸市内に入る。野良時計や岩崎弥太郎生家の案内があるが立ち寄る余裕はない。マンホールの蓋にも。

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2時過ぎ、予約した安芸駅前のビジネスホテル弁長に着く。ガイドブックの宿リストだけでは、行ってみるまでどんな宿かわからない。まあ、レストラン兼営の普通のビジネスホテルなのだが、酔仙はやはり畳に寝られる和風の宿のほうが落ち着く。

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重い荷を部屋に置き、もう少し歩いて距離を稼ぐ。3時半、穴内の郵便局前バス停で今日の歩きを終える。戻りのバスを待つ間、隣の古い建物を観察。隣家のオバサンがそこの持ち主で、由来を聞いた。昭和16年築の米や農産物の集荷倉庫で、農協から土地建物ごと買ったのだが、痛みも激しく、近々に取り壊す予定だという。

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バスで安芸駅前に戻り、弁長で、近くに銭湯はないかとたずねたら、海際の福祉センターのお風呂で一般の人も入れるというので、タオルを肩に出かける。「安芸市健康ふれあいセンター元気館ヘルストン温泉浴場」という。太平洋を眺める浴場でゆっくり汗を流す。当然、館内は禁酒なので、湯上がりには、だだっ広い砂浜に出て、用意の缶ビールで心地よい夕風に吹かれた。

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コメント

2009年9月、高知県香南市赤岡町で行われ
た「どろめ祭り」を観た後、室戸岬経由で
関西へ戻った事がありました。
その時通った「白壁と水切り瓦の町」室戸
市吉良川町を散策した時に、「池田家住
宅」で、店のご主人に話を伺いながら、
コーヒーをいただきました。

投稿: yone | 2014年9月23日 (火) 13時48分

どろめ祭りの一升飲みは、ちと遠慮しましょう。
赤岡町の「絵金」は、このあと少し出てきます。

旧街道沿いをけっこう歩きましたが、どこも
子ども、若者がいなくて、廃屋も目立ちました。
保存と言っても、住む人がいなくなれば
どうしようもなくなるのですが。

投稿: 埼玉の酔仙 | 2014年9月23日 (火) 14時06分

「なんだかよくわからない石標(?)」は同行二・・と読めます。
空荷でなく重い荷を背負って長い坂を登るお遍路さんには有難い励ましなのでは?と思いました。

投稿: ハヤサキン | 2014年9月25日 (木) 08時33分

なるほど、いわれてみれば同行二人と読める。
てっきりダルマさんの抽象彫刻と思っていた。
篆刻教室の生徒としては恥ずかしい。

宿で先達から、「山登りに慣れた人はついつい
荷物を増やしてしまう。お遍路は街中なんだから
もっと減らせるよ」とアドバイスをいただきました。

投稿: 埼玉の酔仙 | 2014年9月25日 (木) 12時03分

「浜吉屋」懐かしいですね。おじさん一人?おばさんはどうしたのでしょう?
心地よい疲れの中、風に吹かれながらのビールは格別だったのでは?

投稿: vagabond-k | 2014年9月25日 (木) 16時44分

浜吉屋は、ずっとオジサン一人だったような。

日本のホテルは、なぜあんなユニットバスタブ
なんてものを導入してしまったのでしょうか。
スペース、設備コストとも無駄ですね。
共同トイレはさておき、大きなお風呂に
ザッブーンとはいれば、何より旅の疲れが
とれます。

部屋にはシャワレットだけ、大浴場が附属で、
というビジネスホテルなら、酔仙ももう少し
利用してみますが。

投稿: 埼玉の酔仙 | 2014年9月25日 (木) 17時05分

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