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2013年1月 4日 (金)

山97:宝篋山(ほうきょうさん)は筑波颪の中

毎日が日曜日ではあるが、正月4日ぐらいはちょっと低山でも歩こうかと、今日は一人ぶらりと、茨城県つくば市の宝篋山に出かける。以前に加波山に登った時に、地元のハイカーの方から、なかなか好い山ですよ、と聞いていたからである。幸い、寒いけれども冬晴れの好天。家から車で1時間ちょっとで宝篋山小田休憩所に着く。

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↑背後の尾根上に白く見えるのが、頂上の無線中継所である。駐車場で登山靴に履き替え、緩い棚田の道を抜けて、極楽寺コースに入る。

すぐに、左手100米ほど寄り道したところに、極楽寺奥ノ院だったという石造五輪塔。鎌倉後期、総高276.5センチ。その大きさと花崗岩の緻密さとにかなり圧倒される。

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杉檜の植林のちょっと日陰の道を、沢沿いに登ってゆく。里山として利用されなくなって荒れていた山を、地元の人たちがハイキングコースとして整備したというのだが、沢山の道標がなければ迷いそうな分かれ道がけっこうある。

五条の滝、こころの滝、白滝、葵の滝・・・など次々に滝の名前の道標があるのだが、「滝」と言えるかどうか。かわいい落ち水といったところだろうか。

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急ぐ山ではないので、親子連れや中高年グループと抜きつ抜かれつ、のんびりと登ってゆく。沢を抜けると、雑木林の明るい尾根道に変る。雑木の途切れたところでは、富士山とスカイツリーが正面に眺められた。ところどころ、葉の落ちた木々の枝間から、麓の眺めが広がるが、夏には緑の中の道なのだろう。山桜や辛夷の樹が多いので、季節になれば花見山行も良さそうだ。

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頂上近く、路傍に大きな「物見岩」があり、小田城の出城である峰城跡に立ち寄ったが、いくつかの岩と休憩のベンチがあるばかりだった。すぐに、頂上の無線中継所下の広場に出た。けっこう大きな建物である。

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461米の山頂には、山名の由来の宝篋印塔がどっしりと座を占めているが、この時間では、中継所の日陰になってしまっているのが残念。向こうには筑波山の男女二峰が間近にくっきりと迫って見える。

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塔身の四体仏の彫もしっかりしている。

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見事な冬晴れで、眼前に広がる関東平野の向こうに、新宿ビル街、スカイツリー、箱根、そして富士山、浅間山、男体山の白い姿が続く。

(↓クリックしてパノラマ写真をどうぞ)

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でも、吹きっさらしの頂上には筑波颪の風がびょうびょうと吹き抜けるので、さすがに寒い。景色を眺めながら、サンドイッチを手早く腹に納めて下山にかかる。

下りは小田城コースへ。眺めは今一つよくないが、下りコースとしては手軽なのだろう。途中で出会ったオジサンは、2,3,4日と三日連続でコースを変えては往復しているのだという。(驚

途中に壊れかけた鳥居と巨岩があって、下浅間と標識が残っていた。ふもと近くの愛宕神社のお堂は拝殿だけで、背後の巨岩を穿ってご神体を納めて小さな蓋をしているようだ。やはりここも古代磐座信仰のエリアなのだ。

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石切り場と八幡神社を経て、車道に出て、道沿いに小田休憩所まで戻る。上り下りゆっくりでも3時間ばかりのところを4時間弱かけて一回りしてきた。(笑  愛宕神社の上の分岐から要害展望所をまわって戻ることもできたようだ。

休憩所の前のベンチで、アルコールコンロで温かい汁を作って遅い昼のお弁当。寒い風が吹き抜けるので、すぐに体が冷える。

まだ時間は十分あるので、車に戻って、すぐ近くの小田城址を見にゆく。そちらは「遊」カテゴリーになるので、続きの記事をお待ちください。

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