遊165:八甫の鷲宮神社でお神楽を楽しむ
今日は yone さんのお誘いで、酔仙の近所の八甫の鷲宮神社へお神楽を観に行く。近くの鷲宮神社本社では10日に「土師一流催馬楽神楽」が演じられるので有名だが、yone さんのパキスタンへの旅行とぶつかったので、同じ一座が八甫の分社で15日に演じるのを狙ったのだという。旅行の顛末は、そちらのブログでどうぞ。
朝、yone さんが千葉から車で酔仙宅に到着して一休み。11時開始にあわせて皆で八甫へ。幟旗を目印に境内に着くとちょうどお神楽が始まったところだった。昨日の雨の後、天候も良くなって絶好のお神楽日和だが、本社とは違って、のんびりした雰囲気である。これは穴場だな。
幕間に、保存会の会長さんが話してくださる、番組の説明がとてもわかりやすい。
関東神楽の源流というだけに、舞や動作はずいぶんと古式である。途中で歌の朗詠を挟むのが、「催馬楽(平安時代の古謡)」のいわれらしい。幕間に何度か「端神楽(はかぐら)」という短い舞が挟まれるが、小学生の女の子が演じるのが可愛い。
全12座の演目というが、今日はそのうちの半分ほどが演じられた。
天心一貫本末神楽歌催馬楽之段(曲目名通称:榊)
五穀最上国家経営之段(曲目名通称:種蒔き)
ここでお昼休みになり、近くのスーパーでお弁当を買ってきて、境内で桜の花の散るのを眺めながらの昼食。さて午後の部が再開。
磐戸照開諸神大喜之段(曲目名通称:磐戸)
八州起源浮橋事之段(曲目名通称:浮橋)
祓除清浄杓大麻之段(曲目名通称:みそぎ)
最後は、番外で、天津国津狐の舞という。江戸神楽から伝わったもので観客を楽しませる、近世の神楽の系統。二匹の狐とひょっとこが、速いテンポで踊りまわる。笛の曲も聴いた憶えのある俗曲風である。
演者が箱いっぱいの菱餅を観客に配って、今日のお神楽は全て終了。
終わってから、鷲宮神社の本社の方を案内する。境内の桜も半分ほどは散っていて、花の季節も終わりだ。
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コメント
お付き合いいただき、かつ、上がり込んで
お茶までいただいてお世話になり、有難う
ございました。
八甫の分社は、正に穴場と言うべきでしょう。
今までの風流系の神楽とは全く違ったもの
なので、面白かったと言ってました。
4人で囲んだ、ベンチテーブルでの、酒抜き
の豪華弁当も楽しい思い出となりました。
また企画しますので、楽しみにしておいて
下さい。
投稿: yone | 2012年4月16日 (月) 10時06分
地元の酔仙が知らない神社を教えていただき
ありがとうございました。天気よし、人よし、
神楽よし。みんなで楽しい一日を過ごせました。
酒抜きなのが唯一の難ですかね。
ノンアルコールビールで我慢しましょう。
投稿: 埼玉の酔仙 | 2012年4月16日 (月) 10時35分