路194:帝国繊維鹿沼工場の鉄骨架橋
栃木の帝国繊維鹿沼工場は黒川を挟んで立地していた。もとは、明治21年設立の下野麻紡織だったそうだ。西側の敷地には、今は川上澄生美術館や商工会議所、交流館、ヨークベニマルなどが立ち並んでいる。前回訪ねたときは気付かなかったのだが、二度目に立寄ったら、美術館の正面にこんな古い鉄橋が架かっている。川幅の分だけが残されているが、説明板などは見当たらなかった。
コンクリートの橋脚は頑丈そうだが、上に架かっている鉄骨がちょっと華奢すぎるから、引込み線などの線路ではなさそうだ。川を挟む東西の敷地の間で、荷物などをやりとりしたものだろうか?ネット検索でもわからなかったのだが、ご存知の方があればご教示下さい。
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コメント
はじめまして、この橋はテイセンの東工場と西工場を繋ぐ連絡橋です 人の行き来の為の橋なんですよ。
東工場の北側には水神山(すいじんさん)と言う山と言うか丘陵があってそのむかし府所城の跡地で野球場がありました、今は山ごと削られ住宅地です。
投稿: fudokoro | 2022年2月 1日 (火) 17時49分
fudokoroさん、昔の記事ですが、ご来訪ご教示ありがとうございます。人間用の連絡橋ということで納得できました。これだけしっかりした橋脚なら道路橋を架設した方が早いような気もしますね。
地図でググってみると、この辺りから黒川を西へ越えて鹿沼城、さらに思川の西の山地には加園城などの城跡がぞろぞろと残っています。下野は古墳時代から開けた土地なので、兵どもが夢の後を偲ぶ遺跡も多いですね。
投稿: 埼玉の酔仙 | 2022年2月 1日 (火) 19時29分