巡004:秩父日帰り巡礼、24番から。武甲山を見ながら。
週末と文化の日をはずして、昨4日(水)また秩父札所へ。少し早めに家を出て、御花畑駅を10時過ぎに歩き始める。駅前の十三番慈眼寺にちょっとお参りしてから、先週の続きの24番法泉寺へ向う。佐久良橋で荒川を渡る。
第二十四番光智山法泉寺。石段の正面に武甲山を望む。
今日のコースは、ずっと武甲山を眺めながら歩くところが多い。
法泉寺からちょっと寄り道して、「酒づくりの森」へ。秩父錦の酒蔵と資料館である。倉庫をのぞくと、いわて米・近江米・兵庫米・宮崎米などの新米の袋がいっぱいに積まれている。ちょっとだけ大吟醸を試飲。(^_^)V
近くの向岳山宝林寺も、明るくてきれいな境内である。車道と並行する山道や里道をたどって、第二十五番岩谷山久昌寺(御手判寺)へ。参道に磐座のような大岩がある。寺の人にきくと、もとは岩壁の岩屋の中に祀られていたのが、大岩が割れて崩落したため、今の観音堂が建てられた、とのこと。お堂はかなり古くて、基礎の束柱もぼろぼろになっている。背後の溜池には遅れ咲きの蓮の花。 ここから久那橋まで下って荒川を渡り返す。今回は距離があるので、もう1時半か。やっとコンビニがあったので、棚に残っていたハンバーグ弁当を買って、路傍での昼食とする。このあたり、道路やら線路やらが三次元に交錯していてややこしい。浦山ダムが見えるあたり、紅葉もけっこうきれいである。 第二十九番笹戸山長泉寺。参道入口に枝垂れ桜の大木、花時はきれいだろうな。 第二十八番石竜山橋立堂は、谷の奥。お堂は白い石灰岩の大絶壁を背にしている。磐座というよりは、天の磐盾といったほうがいいだろう。 納経所で、窓口だけ別にして、鍾乳洞入場券200円を売っている。リュックは預かりますよ、と言われたとおり、内部は狭くて、クネクネと迷路のような順路になっている。ここで落盤でもあったら助からないだろうな、と思う頃、出口に出た。 第二十七番竜河山大淵寺。お堂は平成7年の再建で新しい。背後の山の上に観音像がそびえる。山道はけっこう急である。尾根に出て、右の石段を上がると、稲荷神社跡の空き地。左へ登ると護国大観音。昭和10年建立高さ15メートル、剣をもったお顔が現代的である。ここから秩父の街並みが180度見まわせる。頭上をモーター付パラグライダーが飛んでいった。 ここからハイキングコースを、26番岩井堂へ行けるのだが、さすがに今回は無理。26番は次回に残して、影森駅へ下る。 今回はかなり歩いて足も疲れた。余すところ6番、ここからは山奥のばらばらの札所ばかりとなる。
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コメント
巡礼お疲れ様です。
ここから先は、札所間の距離がかなりあるようになり大変だと思いますが頑張ってください!
ところで、秩父は札所に「お昼休み」があると聞きました。12時~13時間は納経してもらえないのでしょうか?
投稿: vagabond-k | 2009年11月 5日 (木) 21時49分
締め切りは午後5時で共通ですが、お昼休みというのは、特に聞いていません。お昼頃に廻ったところでも特に問題はなかったし。ただ、小さな札所でお守りが一人しかいないところでは、用事ではずしている場合もあるでしょう。私も10分ほど待っていたことがありました。
今までは、駅から歩き、でしたが、これからが問題。皆野駅から31番までは片道15キロもあります。バスにしようかな。
(^_^;)
投稿: 埼玉の酔仙 | 2009年11月 5日 (木) 23時28分
残りわずかになりましたね
終わってしまうと
案外あっけなく
でも
しばらくすると
また歩きたくなる
酔仙さんも
そんな一人になりましたね
投稿: 房州や | 2009年11月 6日 (金) 23時01分
次は四国遍路か熊野古道か。でも取りあえずは残り6番を完了して、結願の感激を味わいたいものです。巡礼依存症の初期症状でしょうか。
投稿: 埼玉の酔仙 | 2009年11月 7日 (土) 12時04分
>巡礼依存症の初期症状
四国遍路の世界では「お四国病」なるものが存在します。
私もその感染者の一人ですが・・・^^
投稿: vagabond-k | 2009年11月 8日 (日) 00時35分
ワクチンは無さそうですね。いっそどっぷりと浸りますか。
投稿: 埼玉の酔仙 | 2009年11月 8日 (日) 01時19分
何十年ぶりで武甲山を写真で見せていただき
とても懐かしく思いました。
小姓は中学生時代に登りました。
中学・高校生時代に、この辺の山々を登りましたので、青春時代の懐かしい想い出がよみがえってきました。また、貴君の活動的な姿は、すごいですね。改めて感心しています。
無為不自然 練馬太郎
投稿: 練馬太郎 | 2009年11月10日 (火) 00時31分