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2013年10月 5日 (土)

雑367:大腸腫瘍の入院と手術の経緯(事後報告)

近しい方たちには個別にお知らせしているが、実は6月末から9月にかけて、大腸のS状結腸腫瘍のため、入院、手術を受けていた。退院後一ケ月で無事お酒を飲めるところまで回復したので、これを機に経緯を一般公開しよう。

この3月に、退職後4年間怠っていた定期検診を、やっと済生会栗橋病院の人間ドックで受けたのが発端。便の潜血反応がプラスと言われ、日をおいての再検査でまたプラスとなった。

6月27日に内科で大腸の内視鏡検査を受けることになった。この時点では、自覚症状は全く無いし、どうせまた痔の出血ぐらいだろうとたかをくくっていたのだが、なんと本人の見ているモニターで、腸管の直径の半分くらいを塞ぐ、2センチばかりの大きなポリープがはっきりと映っているではないか。内視鏡による切除は無理と、即日入院。29日未明、母親が夢枕に立つ。そのまま約2週間、検査漬けの日々。土日連休には一時帰宅できるのだが、病室では三食とも全粥食というのがせつない。

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7月9日、主治医と消化器内科総括のドクターからの説明会。今までの細胞検査で悪性(癌)細胞は見つかっていないが、大きさや形から癌の可能性が残る。内視鏡切除の場合、①出血して緊急開腹しなければならないリスク、②術後に癌細胞の根が見つかって再度切除しなければならないリスク、があるとのこと。結論として、腹腔鏡式により大腸ごと腫瘍を切除することとなった。

7月12日、外科の執刀ドクターからの説明。腹部に5ヶ所の穴をあけ、S状結腸と腹膜を10~20センチ切除して縫合するという。手術予定日は8月22日、それまでは自宅待機しながら外科の検査等を受ける、とのこと。

「えっ。一ヶ月以上も待機ですか?」「3,4年かかってここまで大きくしたのだから、一ヶ月や二ヶ月どうってことはないよ」

まあ、おかげで自宅待機中に、本棚のまとまった再読やら、片づけ仕事やらができたのだが。

8月19日、再入院。

8月22日、朝6時前に起床。手術チームの皆さんの挨拶を受けて、9時から1時半頃まで全身麻酔での手術。目が覚めると、手術は順調に終わっていた。

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その夜の、麻酔が切れてからと、翌23日に残った背中の麻酔管を抜いてからの二晩が一番しんどかった。痛みでとても眠れない。痛み止めの点滴をしてもらって、やっと夜明けに眠ることができた。我慢せずにさっさと点滴を頼めばよかった。

後はほぼ順調に回復過程をたどった。術後翌日には、腸の回復のために歩け歩けと言われながら、トイレまで10歩ばかりを点滴台にすがって往復するのがやっとだったが、だんだん、病院内を歩いて回れるようになっていった。体中パイプだらけだったのも、日ごとにはずされていく。

8月26日、やっとお昼から全粥食を食べられるまでになり、最後の点滴管もはずされて一人立ちする。

8月29日、腹部の傷の抜糸。というよりもホッチキスはずしか。チクチクっとしただけで簡単に終わって、後はテープをぺたぺたと貼るだけ。ホッチキスをはずす前の状態は見ないほうがいいかな。

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8月30日、シャワーを浴びられるようになる。

9月1日、激しい雷雨で、病院も一時停電。

9月3日、午前中にめでたく退院。帰宅してまずは溜まったメールの整理。また忙しい日々が始まる。体重は63キロから58キロまで減少、ぼちぼち取り返すか。退院後は禁酒が1ヶ月、食事制限が3ヶ月。油物、なま物、刺激物、繊維の多いものは抑えるようにとのこと。酔仙の好物や酒肴はほとんどがひっかかる。(T_T)

余病の1:膀胱炎。術後の導尿カテーテルが原因か、毎日10余回の頻尿。泌尿器科で抗生剤をもらって、1週間で完治。

余病の2:入院中に悪化していた水虫。M医院で診てもらったが、どうもすっきりしないのでE医院にのりかえて、現在も治療中。完治に3ヶ月はかかるだろうと。

9月13日、病院で切除した腫瘍の細胞検査結果を聞く。腫瘍内部にごく早期の癌細胞があったが、転移再発の恐れは無し。ただし、遺伝的な体質としてポリープができやすいので、こんごは定期健診、内視鏡検査を欠かさないように、との注意。まずは一安心。あらためて記念写真も1枚いただいたが、やはり見ないほうがいいかな。

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10月4日、やっとお酒の解禁日。記念にはやはり上善如水だろう。肴は茶碗蒸しで。

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というわけで、無事に浮世に生還できた。神様仏様御先祖様皆様に感謝を。来春までに体力を回復したら、かねて念願のお四国遍路を回りたい。結願を打ち上げたら、入院中から伸ばし始めた顎鬚を剃り落そうか。

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コメント

大変でしたね。

「腫瘍内部にごく早期の癌細胞があったが、
転移再発の恐れは無し。」とのことで、
先ずは良かった。
周りに大腸癌の方は多いですが、ここまで
詳細に話を聞けて、大いに参考になりま
した。
また祭り観賞に連れ出したいと思ってます
ので、早期の回復を祈ります。

私も10年前のK大学病院での入院・治療を
思い出しました。

今日は千葉県リーグ戦が降雨中止になった
ので、昼から予定していた「津軽三味線
ライブショー」に早めに出掛けて、デパ
ショッピングします。

投稿: yone | 2013年10月 5日 (土) 09時24分

"実はこのたび入院しましてね"と話すと、
"おや、実は私も昔ね"という人が、本当に
多いなあと、今回実感しました。なぜか
仲間意識が生まれるんですね。
同病相憐れむ、って言いましたっけ。

以前は、自分の病気の自慢話をする人を、
「なんだそれは」と思っていましたが
いざ自分がその立場になると、"病気自慢"
大いにしゃべりたい。(笑
そういうわけで、今月の定例クラス会では
幹事独断で、病気自慢解禁としました。
きっと座が盛り上がるだろうなあ。

投稿: 埼玉の酔仙 | 2013年10月 5日 (土) 10時22分

やはり、早期発見が一番大事ですね。市から送られてくる定期検診の案内。
そろそろなにがあってもおかしくない年齢となってきたので、次回は必ずと
肝に銘じておきます。

四国お遍路。応援しますよ!
ちなみに私は、昨年のGWから区切りを始め、足摺岬まで進んでいます。

投稿: vagabond-k | 2013年10月 5日 (土) 19時57分

ジョン・ミューア・トレイルからお帰りですか。
帰朝報告のアップをお待ちしております。

今さらですが、定期の健康診断はやはり必須です。
内視鏡で一泊で完治
 <腹腔鏡手術で半月泊りで完治
  <手遅れで再発
となりませんように、くれぐれも早期発見を。

四国お遍路にはいろいろお知恵拝借したいものです。
取りあえず、ケータイぎらいをどうしたものか。
ケータイ無しで次の宿の予約や家族との連絡など
何とかなるのかどうか?
ちょっと前のお遍路は、そんなもの考えたことも
なかったんでしょうに。

投稿: 埼玉の酔仙 | 2013年10月 5日 (土) 21時32分

ジョン・ミューア・トレイル、そのほんの一部を体験してきました。
出発前に起こったヨセミテの山火事。そしてここにきてアメリカの
国立公園が閉鎖されるというニュース。危ないところでした(笑)

四国巡礼時には微力ながらお力になりたいです。お気軽にどうぞ。
残念ながら現在は携帯なしの巡礼はできないでしょう。昔ほど何処に
でも公衆電話がないですし、シーズン中は宿の予約も大変です。
そして宿の予約時は必ず携帯番号を聞かれます。なぜかと言うと
「予約しておいて来ない」という輩が多いからです。いい大人が
キャンセルの電話もしないでなにが巡礼だ?と思いますが、このような
自己中の人が多いのも悲しいかな四国遍路の現実なのです。

酔仙さん、スマホはどうですか?GPS機能は本当に便利ですヨ。
まぁどんどん本来のお遍路の姿から遠ざかっているわけですが・・・。

投稿: vagabond-k | 2013年10月 6日 (日) 10時30分

四国でも(四国だから?)公衆電話が減って
しまっているんですね。臨時で使えるレンタルの
ケータイがあれば解決するのですが、探すと、
買った方が安いようなレンタル料金です。

う~ん、ケータイ・スマホ、(こちらから
かける時には)こんな便利なものはない。
(かけられる時は)こんな腹の立つものはない。
かけない時は切っておく、なんてのでは
批難ゴウゴウでしょうしねえ。

投稿: 埼玉の酔仙 | 2013年10月 6日 (日) 14時50分

酔仙さん、大変でしたね。
奥様もさぞご心配された事でしょう。
術後経過順調とのこと何よりです。
どうぞ今後もご無理をなさらずに
日々楽しく過ごされます様に!
テネシーのカントリーガールより。

投稿: | 2013年12月21日 (土) 01時01分

ごぶさたしています。
クリスマスカードメール、届いたようで
皆様お元気なようで何よりです。

おかげさまで、問題なく復調していて
昨日は太平山の鍋ハイキングにも参加。
何ヶ月ぶりかの山歩きでしたが、元気に
完歩、完食してきました。これから
写真を整理してブログにアップします。
今後とも、よろしくご来訪ください。

投稿: 埼玉の酔仙 | 2013年12月22日 (日) 09時40分

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