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2013年1月12日 (土)

雑320:映画「希望の国」を観る

アンクルさんのブログ”黄昏の冬じたく”でお勧め第一の、園子温監督「希望の国」。観ようと思っているうちに、埼玉近辺のシネコンでは上映終了になってしまっていた。11日はOB会の新年会で上京のついでがあるので、ネットで再検索したら、新宿で一軒だけ上映していた。で、やっと観ることができた。

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フクシマに続いて「長島県」で地震、津波と原発の爆発が起こり、家族が住む土地から追われて、という筋書きなんだが、いまや、現実のほうが絵空事を超えてしまっている時代になってしまったなあ、と感じさせられる。

それにしても、表題の「希望の」が諧謔として付されているものと、事前に慷慨 梗概 などで知ってはいたものの、最後に、主人公が認知症の妻と猟銃心中し、逃れたはずの息子夫婦たちにホットスポットの放射能が降りかかってくる、というのは、どうにも救いがないなあ。「希望のない国」では身もふたもないか。

まあ、その原発再稼働のAB-J民党になぜか政権を転がり込ませてしまう国民という現実のほうが、よほど救いがないのだが。

追記。シネマートでも、料金は一般¥1800、60歳以上シニア料金¥1000。「えっと、60歳以上ですけど年齢確認は?」「いえ、いいですよ、どうぞ」、といわれた。ちょっと複雑な気持ち。(^_^;)

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コメント

おっしゃる通りの映画ですね
ただ、かつて園子温は、我々は絶望にさえ打ち負かされ、もはや希望に向かうしか選択肢が残されてない、というような発言をしています
そんな逆説的な意味が込められていたのかなぁと・・・
いずれにしても、現在のこの状況こそよっぽど救いがなくて、まさに「山地剥」の気分です

投稿: アンクル | 2013年1月12日 (土) 10時01分

>もはや希望に向かうしか選択肢が・・・
まあ、そうなんですが、まだもう一段も
二段も底がありそうな気がします。

"あんたはいつも悲観論ばかり。言ってたって
はじまらない。どうせ田舎の村なんてこんな
もんだし、国だって国民なんてこんなもん
なんよ"というカミサンの方がよほど原始的な
力があるのかもしれない。

山地剥、がらがらどすんぐしゃっ、の卦は
あたってほしくないなあ。

投稿: 埼玉の酔仙 | 2013年1月12日 (土) 11時02分

今日はあいにくの天気ですが、成人式を迎えた新成人が倍の40歳に
なる頃、原発、そして震災で放射能を浴びた人たちはどうなって
いるんでしょうかね?
原発の下での「活断層だ!」「いやちがう」なんて争いも見てると
笑えてきます。

投稿: vagabond-k | 2013年1月14日 (月) 10時33分

たまたま3.11は津波を契機とした原発事故
だったんですが、事故の可能性は、天変地異
だけでなく、人為的なテロとかサイバー攻撃
だって、なんでもありえるわけです。
チェルノブイリなんかは、負荷テストを
やろうとして事故っちゃったぐらいだし。

事故はあり得る、絶対安全はありえない。
いったん事故が起これば、取り返しのつかない
損害、影響が発生するということが実証された
のだから、いいかげん目を覚まさなければ
いけないのに、目くらが盲導(妄動)する
この国は、いったいどうなることか。

投稿: 埼玉の酔仙 | 2013年1月14日 (月) 13時59分

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