本113:墨東綺譚(永井荷風)
銀ブラのついでに買った、永井荷風の「墨東綺譚」【ただしくはサンズイ偏+旧字体の墨】。今、岩波の「図書」で「断腸亭日乗」をめぐる連載を読んでいるので、つい手に取った。
ずっと昔に読んでいそうなものだが、どうも思い出せないまま(笑、読み終わった。
本文+後書の131ページに、注釈が10ページ。昭和11年の作だから、わずか76年でこれだけの注釈が必要になるというのは、世間の移り変わりが慌しすぎるということだろう。それでも、内容が古びているわけではない。劇的なストーリーは何もないまま、情景がしみてくる。
1/28 追記。
ネットの「青空文庫」から墨東綺譚を無料DLしてみたが、横書きテキストのままではだいぶん感じが違うなあ。挿絵も入らないし。原本をPDFに落とすのが(つまり、自炊するのが)、自然で読みやすいのだが、文書データとして扱うには難があるだろう。電子書籍化もまだちょっと方向性が見えない。
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